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だからSFは難しい

2010年02月27日 21:07

人の作品の批評なんてしないぞ。するもんか。
そういう事をしたら必ず自分に返ってくるからな。

アクションで五十嵐浩一先生がSFを始めた。
80年代のバイクマンガ「ペリカンロード」が大好きな僕としては放っておけません。
「アリエテ2057」。

キャラが多すぎる。ロングの絵が少なすぎる。従って分かりづらい。
相変わらずキュートな絵を描いているのだが、軸になるキャラがつかみにくい。
起承転結の転部分とドラマがかみ合っていない。
残念です。


限られたページの中で構成するマンガは出来る限り詰め込む要素を排除して限界までシンプルにしなければなりません。

以前書きましたが物語を構成する要素は三つだと思っています。
「ストーリー」「キャラクター」「ドラマ」。

地図にするとイメージしやすいです。
道がストーリーで、それを移動するのが登場人物、等高線がドラマ。

道順が複雑すぎても駄目、シンプルすぎても駄目。登場人物は絞り込まないとどのルートを追っていけばいいのか分からなくなる。高い所からスタートし、どんどん下っていく楽なコースに感情移入は出来ません。
これらのベストミックスが良い作品となるのだと僕は考えています。
ただし、これは普通のマンガにおいての話。

SF、ファンタジーはさらにもう一つの要素が加わります。
「設定」。
何故その地図でなくてはならないのか?と言う事です。

別に宇宙でなくても恋愛は描けるし、近未来でなくてもバトルは描けます。
その設定にした意味がきちんと無くてはSFは成立しません。
幸い「アリエテ」にはそれがありました。
ただ、入れる要素が多いと言う事はその説明のためにページが割かれると言う事も意味しています。
つまりそれだけ構成力が問われるのです。
にもかかわらずキャラとストーリーがシンプルに整理されていなかったのはベテランらしからぬミスです。
SFほど読み手を選ぶジャンルはないのに入り口からわかりにくいのは致命的だ。
それでも次回登場の折にはまた読ませて頂きますです。

はい、以て他山の石とします。



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