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最後のジェダイをほめてみる

2017年12月21日 13:13

ブログを放っておくとどうやら生死不明になりかねないので何かあったら書こう。

さて期待の新しいスターウォーズが公開されたね。
昨日観に行ってきました。
最近立川の爆音上映が気に入って行くならシネマシティにしてます。
正直、3Dより感動するわ。

一応結論から。

僕は結構楽しんじゃいましたよ。
実はJJエイブラムスの作品は好きなんだけれども(LOST全部見たんだぜ)フォースの覚醒はそれほど感動しなかったんだ。
新しいスタートレックの方が全然いい。

それに比べたらフォースの覚醒は既視感だらけの、要は新鮮味に欠けた作品だった。
JJですらスターウォーズの続編はこの程度なのか、と落胆した次第で。
新しいキャラクターたちは好きになりましたけれどね。

大事なのはそこだ。

フォースの覚醒で描かれたのは新しいスターウォーズではなく、そこに現れた新しいキャラクターたちの出会いだったと思うんだ。
そう考えたら今回の最後のジェダイ、ちゃんとしてなくねーか?


ネタバレを含みつつ書きますのでご容赦を。



上映中ヒッジョーに楽しんでいた僕だが帰って頭を整理する前にいろいろ批評を聞いちゃったのね。
在宅勤務なんで仕事しながら案の定タマフルを聴いたわけですよ。
したら、宇多丸のまあ酷評してること、そしてそれがちゃんと腑に落ちること。

持論として賛否両論ある作品は非の方が正しい、と思っとります。

これの上に立つと今回のは×って事になりますね。
じゃあ僕が感動したのは何にだったんだろう?

批判する方々の言うグダグダな展開やすべて無駄になるストーリーは本当に無駄だったのか?
カジノの下りは丸ごとカットしても良かったのか?

無論僕はそうは思わない。

今回の作品を読み解くヒントは途中出てくるヨーダの台詞にあると思う。
ルークはベンを導くことが出来なかった自分をマスターの資格がないと思い、レイに何を教えていいか分からない。
だがヨーダは「すべてを教えれば良い。失敗を含めてな」と言う。
実はアレ、あの台詞が一番感動したのね。

そう、「失敗」である。

グダグダと表される反乱軍の敗走、無駄だと言われるポーやフィンの行動の数々、ストーリー上ほぼすべてまるっと失敗している。
やることなすことうまくいかない。そしてそれが尺の限られた映画の中で見せられれば無駄に見えるのは仕方のないことだ。
だがそれは失敗を無駄と捉える価値観がそうさせてはいまいか?

ヨーダはさらに言った「失敗が最も良い勉強なのだ」とも。

クライマックス、やはり無駄と言われるポンコツスピーダーでの突撃シークエンス、あそこにそのテーマが収斂されている。
散々上司の命令を無視してきたポーが、フィンにそれをやられ、フィンは兵士でないローズに勝利の意味を諭される。
間違いなくこれでこいつらは大きく成長する。
最終的にファルコン号に乗れる程度の人員しか残らなかった反乱軍で次期リーダーは間違いなくポーになるだろう。
当然フィンは良きサイドキックとなるだろう。
スノークを殺したベンは権力を握り、肉体を失っても現れることの出来るルークに鍛えられたレイはジェダイナイトになるだろう。

つまりフォースの覚醒が「出会い」だったなら最後のジェダイは「試練」だ。
新しいスターウォーズサガが主要メンバーの人生譚であるならばきちんと順を踏んでいる。
そうなれば最終章は、どう呼ぶかは分からないがおそらく、「大成」と言うことになるのではないか?
最高の状態になったあいつらが宇宙で激突する話ならチョー観たい!!だろ!?

そしてカジノね。
ご都合主義的展開ではあるが映画だし、まあ許そう。
あそこのシークエンスで描かれたのは
1、宇宙を敗走するだけの同じ絵面の映画にしないため
2、反乱軍の戦いが市井の人々に影響を及ぼす事を見せる
3、フォースの覚醒を待つ子供たちはいる
4、戦争、ダメ、ゼッタイ
カットしない理由は十分じゃないですか。

そのフォースを使った少年、彼が再登場するかは分からないけど、こういうのを生かすには下手をすると一気に物語は10年くらい飛ぶのではないか?下手すりゃ新しい主人公が出てくる可能性すらあるのではないか?
今までのスターウォーズとしてのお約束をことごとく破った本作に続くの次の話は全く予想がつかないぞ?

と、次回に大変期待を持たせる作りに徹底してると僕は思うのね。

世間では評価の高いと言われる帝国の逆襲、あれ嫌いじゃないけど僕の評価は低いのね。
ネバーセイネバーアゲインとかロボコップ2とかと通底する退屈さがあって監督のアーヴィン・カーシュナー好きじゃない。
今回新シリーズの2作目に当たってライアン・ジョンソン監督は帝国の逆襲に倣って次回に気を持たせる作りに徹したのではなかろうか?人によっては退屈な部分も倣ってしまっているかもだが。
他にも納得のいかない部分はあるがそれをカバーできるほどの話ではあったと思う。確かにホイド提督はポーに作戦話しても良かったよね。話してもポーなら余計なことするだろうし。

最後にルークが活躍したのは見せ場でもあるけれど、消えてゆく古い人の新世代に見せつける矜持なのね。
あれは観客にとっては希望、登場人物たちにとっては乗り越える指標、制作者にとっては広げた風呂敷だ。

そーか僕は古い人間の見せる矜持って奴によわいんだな。スカイフォールもそうだったしな。

さあ、どうするJJ?
僕は期待しているぞ!!




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